読書日記 2日目(8月12日)戦争と平和

相変わらずトルストイ、昨日は100ページしかよめなかった。

やはり小説家は言語化のセンスが傑出していることを再確認した。

これは持論だが言語化に秀でていると、自分のぼやぼやした欲求や不満などをクリアに認識でき、その達成、解消を合理的に果たせるような気がする。

大抵の人は日常ほとんど本など読まず言語化に秀でていないので、自分が言語化出来ていないことが言語化されたような気がする言葉にすぐに飛びつき、ほんとは違うかもしれないのに、「あ!それだ!」とその言葉を鵜呑みにしてしまう。

なんとなく最もらしいことをいつも発言し、まるで重力のように周囲の人を惹きつけてしまう人は往々にして言語化に長けた人である。

なにも、鵜呑みは悪いことではなくトルストイやドストエフスキー、夏目漱石などの言語化の達人の言葉を自分のなかにストックしておいて、いざというときにさっと取り出すことも大事だと個人的に思う。

そのツールとして読書は極めて有用であると「戦争と平和」を開きながらボーっと考えていた。

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